「嵐の聖地」で思うこと 2011/2/1 

朝に晩に、神楽坂「毘沙門さま」の前が私のGS通勤路です。出店の花屋さんは二代目で、お姑さんの時代から40年くらいだそうです。朝は「おはようございます」で、夕方は「お疲れさま」。むかいの「毘沙門せんべい」を覗き、お店にご家族のどなたかいらしたら、手を振る。手前の三菱UFJ銀行のATMに立ち寄ることもございますし、GSでお出ししている、お茶屋の「楽山」特製の和紅茶を買うこともございます。コートの右のポケットにいれることにしている、切手を貼った封筒を赤くて四角いポストに投函。通い慣れた神楽坂どおりが最近、とくに今年になって、めちゃめちゃ混雑。どこかに取材班がいるのかしらと、きょろきょろの連続でした。

まさか神楽坂が人気グループ「嵐」の、それも「聖地」になっていようとは思ってもいませんでした。とはいえ「嵐」のファンの方々も、六丁目まではいらっしゃらない。私どもはいたって静かなもので、おいでのお客さまの、読書の妨げになるような喧噪とは無縁。神楽坂のパラダイス状態がつづいております。それにしても、テレビの威力ってすごいですね。「拝啓、父上様」という、二宮クン主演のドラマが撮られたのは2007年のことでしたが、ここにきて、話題が再熱。当時はオバサマ主体だった、町歩きの方々の年齢層が幅広くなりました。平日は子供さんを送り出したママたちの聖地巡礼も目立ち、30代、40代が急増。会社を休んでまでは無理ですから、OLさんはもっぱら土日。ついつい私も、「嵐」が出ている番組をチェック。見た目ふつうで中身充実が、今どきの人気キャラなんですね。なにごとも思い込みの私の、独断と偏見でした。そして私も、「嵐」のファンになりました。