食品は5%に据えおけばいいのにね

2012/4/1 

「消費税って、なんなのかしら・・・・」と、今回の混乱を機に私たちにとっての消費税について考えました。以前の私ならきっと、フランスの19.6%という数字を想起したことでしょう。かの地では、さらなる消費税増税案が現在進行中というから驚きです。わが国の消費税率が諸外国にくらべて格段に低いのはたしかですが、フランスもイギリスも税率に二種類あるのをご存知ですか? 衣類や雑貨は高いですが、食品がフランスは5%でイギリスはなんとゼロ。わが国も食品は5%のまますえおいて、ほかを高くすればいいのにね。

それでは今日は透明人間になって、パリのスーパーに潜入してみましょう。レジの横に立って、パリジェンヌのお買いものをチェック。彼女がレジに持ち込んだかごの中味は、卵にヨーグルト、パスタとビスケットにBICのボールペンでした。彼女が受け取ったレシートをこっそり覗くと、すべてが内税でボールペン以外の定価に5%分の消費税の金額が明記されていました。ちなみにボールペンの定価は2ユーロでしたから、わが国の消費税に匹敵するTVA分として0.392ユーロが明記されていました。

被災地の復興にお金がいるというのなら、福祉に支障をきたすというのなら、私たちの子供たちが教育を受ける権利が危ぶまれるというのなら、消費税だけでなく諸々の税金の税率が引き上げられても仕方がないと思います。よしんば消費税が上がったとして、私たちひとり一人の生活だけでなく、世代が永劫につつがなく暮らせる国になってくれるなら許しましょう。私たちの先祖が年貢を払いつづけたように、私たちもおかみのいうことを聞いて税金を払います。その代わりにおかみも私たちをきちんと守って、これからの日本を不安のない素晴らしい国にしてください。「そんなこというなら、アンタが政治家になればいい」なんて、おっしゃらないでください。世のなかは分業と、役割分担で成り立っています。美味しいお茶とおしゃべりでみなさまのワクワク気分を盛り上げるのが、私の役割だと思っています。