おかげさまで5周年

2012/6/1 

今月でジョルジュ・サンドが開店してから丸5年になります。「石の上にも三年」を呪文のように唱えておりましたが、それからのこの二年が早かったです。怒涛のような日々でございましたが事故もなく、つつがなく今日に来られたことを心から感謝しております。だれに感謝するのかと問われれば、一も二もなくお客さまですとお答えします。まさか私が、「お客さまは神様です」と思をうとは、お釈迦様でもご存知ありますまい。

いらしてくださった方に、満足してお帰りいただかなくてはと思いつづけて、やっと5年が過ぎました。キレイ事などではなく、それが正直な気持ちです。そして次というか、お客さまの5oぐらいへりくだったところにスタッフがおります。ヒロコちゃん、感無量です。マサノちゃん、本当にありがとう。自分のことなんて、どうでもいいメッシな私。よくここまでと、自分を誉めたい気持ちを神が打ち消して、こうおっしゃいます。「まだまだ、はじまったばかりじゃないか。これからが、肝心だぞ!」と。たしかに、おなじご町内で仲良くしてくださっている『花豊』さんは、創業1835年の超のつく老舗です。抹茶ババロアで知られる、坂下の『紀の善』さんは創業1861年の、こちらも江戸の超名門。GSごときがお恥ずかしい、比べるべくもございません。

どうも今日は、神さまの出番が多ございます。とりもなおさずそれが、私の本音。お昼近くに起きて、日中はぶらぶらして夕方ごろから机に向かい、よしなしごとを書き綴っておりました怠惰な私が、実に勤勉で謙虚で、粉の気持ちがよくわかる人間になりました。自慢できることはなにもありませんが、しいていえばクッキー缶でしょうか。これからもどうぞ、GSをあたたかくお見守りください。どうも、ありがとうございます。