ある意味、平等な時代かも?

2013/5/15 

関西の親友が東京に来るたびに、まるで判で押したようにこういいます。「東京ばっかり、すごいな。とても、かなわへん」と。TVで東京の下町歩きを観てみなさんも、きっとそうお感じのことでしょう。今週などGS(ジョルジュ・サンドの略)がある神楽坂が、二日連続で朝のワイドショーのお散歩枠に登場したそうです。後で知りましたが、どうりでお散歩ルックの方々が目立ちました。残念ながらGSは町歩きコースから外れているようで、いつもと変わらない日々でした。いえいえ、変わったんですよ。私がひとりで店番と厨房とウェイトレスの日が、最近よくあるんです。スタッフを募集しているのですが、週三日の条件がネックになっているようです。そうこうするうちに、当の私がひとりもまた楽しいと思いはじめたので辻褄が合ってしまうわけです。私が2階にいて下にだれもいないとお菓子がなくなるんじゃないのと、ご心配をいただきました。そこで、こう申しましょう。「どうぞ、ご自由にお持ちください」と。せっかく来てくださったのですから、お持ちになるとき階段の上に向かってひと声おかけくださいな。いつものことですが、逸れた話題をもとに戻しますね。

東京の町歩きに人がひしめき合うのは、シルバー・パスに負うところ大です。たしかにスカイ・ツリー、浅草、銀座、築地市場etc.観光スポットの数は東京に集中しておりますが、歩いている方のお財布のひもはフランス人なみ。中高年になったら大切なのは教養や教育ではなく、<今日用(きょうよう)>と<今日行く(きょういく)>だそうです、ごもっとも(拍手)。一極集中にみえる東京が、よく見ると中身は薄っぺら。先週、パリ時代の娘の大親友がBFと初来日。私の子供みたいな彼らと二晩、おしゃべりがり上がりました。東京は人が多いでしょうと私がいったら、彼らがふたり同時に、「パリも人が多いいよ」って。たしかにシャンゼリゼやデ・プレ、オペラ界隈の人口密度は、都心の名所を凌ぐかも。今朝、ネットで買ったPCのインクが着払いで届きました。発送元のアドレスが香川県だったので、なんだか得をした気分になりました。全国津々浦々、どこにいてもウフフの時代ですよ。