フランス式HOT DOG を試して!

2013/6/15 

昨日、パリ旅行に行かれるGSのお客さまに、サン・ジェルマン界隈について詳しくご説明していたときのことです。パリの地図帳を開いて、ご予約なさったホテルの場所を確認。デ・プレの交差点までの道順やリュクサンブール公園の入り口までの道順など、細かく解説していたわたくしの脳裏に、オデオンの駅の近くのお惣菜屋さんの表で売られていた、ある食べ物のことがよぎったのでした。それはフランス版ホット・ドッグでしたが、売っていたお店が数年前になくなってしまっていたので、その話はあえていたしませんでした。次回、このコーナーで写真をお見せしましょう。といっても近々にパリに行くわけではなく、わたくしがGSのキッチンで作って撮りますからご期待ください。犬のことがChien、シアンで英語のHotがchaud、ショウなので、ホット・ドッグのことをフランス語でシアン・ショウ。英語読みしてオッ・ドッといって、フランス人が注文しているのを聞いたことがございますが、それがホット・ドッグのことだとわかるのはホット・ドッグ屋さんぐらい。ところがどうして、フランス版ホット・ドッグの美味しいことといったら、病みつきになること受けあいです。それではこれから、作り方をご説明しましょう。お材料はバゲットと長めのソーセージ、ケチャップとマスタードをご用意ください。これほどお材料いらずで簡単に作れて美味しいものは、世の中でそうざらにあるものではございませ。

ソーセージは長めのフランクフルトがあれば最高ですが、なかったらウインナーを2本つなげてもOKです。マルハの魚肉ソーセージをそのまま1本で試してみましたら、トレビアンでした。ソーセージをお鍋が電子レンジで熱々にするだけで、調理はこれだけ。ソーセージの長さに合わせて、バゲットを切ってください。次が肝心で、お菜箸でもなんでもいいですから、棒でバゲットに縦にトンネル状に穴を通してください。バゲットを縦に切ったら、サンドイッチになってしまいますから要注意。あくまでもお菜箸で、バゲットにぐりぐり穴ですよ。そして片方の穴にケチャップとマスタードをたっぷり注入。追い打ちをかけるようにトンネルにソーセージの列車を通してできあがり。本式には専用の道具がございますが、ソーセージを熱々にしさえすれば手作りでOK。またひとつ、美味しいフランスのお味をお試しください。