diary日 記 2025 / 11/ 01

秋たけなわ、「アール・デコとモード」の教養講座

といっても、お勉強ではありませんから、ご安心ください。東京駅の近くにいらっしゃることがございましたら、丸の内口から出て皇居に向かって左手、中央郵便局の角を左折してすぐの赤煉瓦の美術館、『三菱一号館』にいらしてみてください。なんと今年がパリで開催された博覧会、通称アール・デコ博覧会から100年目にあたるそうです。この記念すべき年に、世界的な服飾コレクションを誇る京都服飾文化研究財団が収集してきたアール・デコ期の作品と資料や工芸品など310点が展示されております。100年前のモードが全く古さを感じさせず、むしろ本当の意味で自由を謳歌したファッションであり、新鮮さが漂う作品ばかりなのは感動ものです。それまで女性に強いられていたコルセットでがちがちのドレスを嫌って、柔らか素材で着心地のいい服作りに成功したシャネル女史の作品は必見。ファッションというよりも、「窮屈な服を脱いで、自由に歩こう!!!!」と声高に私たち女性のために主張した、女史の人生哲学がほとばしっている気がいたしました。来年の1月25日まで開かれているので、ぜひ検索してみてくださいな。